農業倉庫新築工事 福島県須賀川市
1、 お客様計画趣旨
米の低温倉庫を生産者の多い所に集荷低温米倉庫を設置したい。
今までは、本店の低温米倉庫に生産地域から運送屋さんにお金を掛けて運送依頼をお願いしてきました。
年間数百万の運送費を掛けていたため、コストがかかることが悩みでした。
そこで、生産者の多い地域に私有地の土地を利用し、そこに常温倉庫及び低温倉庫を建てることにより、運賃などの経費を削減でき、経費のコストダウンが図れました。
運賃と倉庫新築の費用対効果も建築総工事費から償却を考えると7年から8年で償却出来る計画で実施しました。
2、 低温倉庫の仕様とメリット
① 低温米倉庫断熱工事
本米低温倉庫の断熱はサンドイッチ断熱パネル工法につき、高気密性、防かび、高断熱性能による低ランニングコスト及び米倉庫内の防虫防鼠対策も今までとは考え方を替え、施工をしてあります。
防鼠対策については、従来の防鼠対策については、ネズミを庫内に入ってからの対策
を考えておりましたが、今回は庫内にはネズミは侵入出来ない防鼠対策をしております。
また、庫内の壁と床との間にコンクリート布基礎を設け床部分からの防虫対策を行っております。
② 冷却設備工事
冷却設備の冷凍機は新冷媒を使用し、インバーター化された冷凍機にて細かい運転制御及び容量制御を行い電気のランニングコストを少なく抑えられるよう施工してあります。また、冷却器と冷凍機の特性を生かし、冷凍機の蒸発温度の所要能力を考慮し
冷却器選定をより効率の高い冷却ができ運転のコストも少なくなるよう選定をしております。省コストと省エネルギーをよく考えて設計施工をしてあります。
③ 施工については
断熱パネル工法にて断熱工事は5日間で完了し、冷却設備は7日間で工事完成をしております。(建築の施工工期は別期間)
施工時間を短縮する事により、施工コストも安価になります。
3、 お客様の声
今回の工事依頼は初取引会社による工事発注でしたが、低温米倉庫の機器選定及び施工精度、仕上がりの良さで、関心をいたしました。また、いろいろな対応相談もしていただき信頼関係も築けたと感じます。今後長いお付き合いをしていきたいと思います。施工にあたりました、皆様方に感謝を申し上げます。
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竣工日
2022年10月
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場所
福島県須賀川市
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構造
鉄骨造
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施工者
成田登志也
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面積
199.98㎡